ずっと甘えられなかった
わたしはずっとまわりの期待に応えるような
生き方をしてきたように思います。
本当はもっと甘えたり頼ったりしたかったけど、
「できない。助けて」がいつも言えなかった。
それは大人になっても同じで、
人に頼ることに罪悪感を感じてしまう。
「できるところまで自分でやる」。
そんな自分だから、産後のとてもつらい時期も、
いつも限界を越えてしまっていた気がします。
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素敵な助産師さんとの出会い
そんなわたしが母になり、
助産院の先生に会いに行くといつも元気になれたんです。
「できなくてもいいんだ」ってことを教えてもらえました。
不安でいっぱいな日々を
いつも大きなこころで支えてもらいました。
わたしもそんな素敵な助産師になりたくて、
おかあさんたちが元気になれる場所をつくりたくて、
あん助産院を開院しました。
ちなみに、
信頼できる人たちに甘えることができるようになった今は、
とっても幸せです。
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安心できる人と一緒に
お産は、一言でいえば日常生活の一部だと思います。
昔の人が、陣痛が始まるまで畑仕事をして、
お産になれば家族が準備をしてみんなで乗り越え、
そしてまたあかちゃんと一緒に
今までと同じ日常がはじまる。
誰が何をするでもなく、
自分が心地いいと思う場所を選び、
安心できる人とその時を迎える。
本来、お産はそうなんだと思います。
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産む力を信じ寄り添いたい
じぶんの力で産むために、
女性のからだに備わった産む力を最大限に引き出せるよう、
妊娠中からのからだづくりとこころづくりはとても大切。
おかあさんと信頼関係を築きながら、
からだづくりとこころづくりをすること。
それが助産師の役目だと思っています。
そして何よりも、
おかあさんとあかちゃんのちからを信じ、
寄り添いたい。
長い迷路を進むようなお産の途中に、
おかあさんをこころ細くなんて絶対にさせたくない。
人の手のぬくもりをずっと感じられるような、
そんなお産のお手伝いをしたいと思っています。
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プロフィール
あん助産院 院長
東 沙織(あずま さおり)
資格 | 助産師・看護師・NCPR(新生児蘇生法)Aコース取得・アドバンス助産師 |
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学歴・職歴 | 2006年3月 和歌山県立高等看護学院 助産学科 卒業 2006年4月 関西医科大学附属病院 入職 2018年9月 あん助産院 開院 |
家族 | 夫・長男・長女 |
出身地 | 大阪府枚方市 |
好きな歌 | DREAMS COME TRUE「あなたのように」 ハンバートハンバート「おなじ話」 安室奈美恵「Contrail」 |
人生最高の買い物は? | 助産院 笑 |
好きな言葉 | きっと大丈夫 |
最近ハマっていること | うつわ・雑貨集め |
好きな場所 | 雑貨屋さん |