からだの声を聞くこと 〜助産院での診察で大切にしていること〜

こんにちは。

めっきり冷え込んで、寒い毎日ですが、クリスマスや年越しのソワソワしたこの街の賑わいはなんとなく好きです。
美味しいものが溢れるこの季節だからこそ
時々からだの声を聞きながら、
食べすぎをセーブできたり、食べるものを選べたらいいなぁと思います。

食べたもので作られるからだ。

もちろんお腹のあかちゃんも、あかちゃんの宿っている環境も同じです。

だからと言って、あれもダメこれもダメはつらい。

ただでさえやりたいことや行きたい場所をセーブしているおかあさんたちに、お食事までが苦痛になってしまうと、
妊娠生活の思い出は食事制限と体重管理で埋め尽くされてしまって、

あかちゃんがお腹に宿った時のなんとも言えない感情や
お産の記憶までもがぼやけてしまわないように

楽しく美味しくが一番^_^

からだの声を聞くとは

カサカサ…

プツプツ…

カイカイ…

普段なんとなく出ている皮膚の症状

コホコホ…

ズルズル…

風邪かなぁ〜アレルギーかなぁ〜という症状

それぞれに意味があることが多いです。

日本人のからだは欧米人とは違い、小麦を消化する働きが弱いので、
小麦製品をとりすぎた場合に消化しきれなかった分を
肌や粘膜などから出そうとします。

またお砂糖や油も同じく

妊婦さんや小さなお子さんは特に消化力が低いので症状として出やすいです。

なので、妊婦さんとの関わりでは症状の原因が分かりやすい!

出ている場所、からだの左右によって、
「○○よく食べますか?」から始まり、原因を探す。

アレルギーがわかっている場合は除去するけど、
多少の不調ぐらいなら原因を探さずにお薬で終了ということが多い現代。

そもそも食事が原因になっているとは思わないんですよね。

私も昔は知りませんでした。

看護師あるあるなのかなぁ、
カバンの中は薬箱でした(笑)
なんでもあるよ〜痛み止めから胃薬からアレルギー薬から〜と(笑)

でもやはり子どもを育てる母親としては、

与えられたものを食べる年齢の子供と一緒に生きているからこそ、
過敏にならない程度に少しは気をつけたいし、

何か症状が出た時にすぐお薬、すぐ病院じゃなくて、
昨日のあれがあかんかったかなー、
この子は割とこれで中耳炎なるなーとかいう感覚は
大切に研ぎ澄ましていきたいと思います。

我が家の長男は幸いにもアトピーなので、
皮膚からのデトックスはとてもとても大きいしわかりやすい。

2歳ぐらいまでは血を見る毎日に心折れそうにもなりましたが、
2歳を越えてやっと自分の力で肌を再生できるようになっているのが見えてきて、
子どもの力を信じてよかったと思います。

砂糖や油がたくさんのものを食べた後にはカイカイが止まらないし、
小麦系の食事が続くと顔はカッサカサに粉をふきます。

これだけ小麦に水分持ってかれるなら、
そりゃぁ妊婦さんの毎朝パン食は便秘にもなる〜と納得。

毎回便が硬くて便秘がちの方には、
しっかりとお食事から水分がとれるように、
しばらくお米食べてみましょうかと提案させていただきます。
ひどい時には集中的にお粥にしたり、
それだけでスルスル出るようになればお薬はいらないんです。

お産を安全に迎えるためには、
そこに向かうからだづくりがかなめになります。
そしてお産後からスタートする子育てには
妊娠中のこころづくりが支えになる。

点ではなく線で繋がる関わりがいのちを救うと
こころから思う毎日です。

今日も読んでいただきありがとうございます。

写真は娘がおままごとをしている様子。
食に対しての興味を大切にしたいと思います。

あん助産院        東 沙織

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