授乳で浅吸いになりやすい時の直し方(上手なラッチオン)編

みなさんこんにちは。
今日はあん助産院の隣町の京都府松井山手の
スターバックスコーヒーさんで書いています。

日々の悩み事も吹っ飛びそうな青空…
実際に今一個吹っ飛びました(笑)

外へ出て空を見上げるって大切ですね。
あかちゃんや子どもたちとの関わりって
いつも目線は下向きなので、
おかあさんたちには
ぜひ1日に1度でも、
空を見上げる時間があるといいなと思います。

心理学的にも
目線を上にするだけで気持ちが軽くなると
教えていただきました。

今日は前回の続きを書きますね。
母乳育児をするうえで大切なポジショニングができたら、
お次はあかちゃんが乳首をくわえることです。

あかちゃんが上手に乳首をくわえられていることを「ラッチオン」と言います。

これはポジショニングと同じぐらい、とっても重要☆
専門用語で「ラッチオン」と言います。

ラッチオンの一番のコツは、
「深吸い」ができていること!!
これに尽きます。

そう、深くくわえられているかどうかです。

大多数のおかあさんが知らず知らずに浅吸いを経験し、
乳頭亀裂などの乳頭トラブルを起こされています。

あかちゃんの上あごには哺乳窩(ほにゅうか)という乳頭がおさまるくぼみがあり、
深くくわえられていて、このくぼみまで乳頭が届いていれば、
乳頭への過度な負担はかからず、
ほとんどの乳頭トラブルを起こさずに済みます。

また、深く吸えることで
しっかりと乳頭の奥まであかちゃんの吸う刺激が伝わり、
母乳の分泌も増えます。

浅吸いは、乳頭トラブルの原因になり、
母乳の分泌スイッチにも刺激がいまいち届かない。
いいことなしなんですね~。

実際に授乳相談に来られた方に
少しのお手伝いをさせてもらって深く吸えることができると、
「あれ?痛くない!」とびっくりされることもよくあります。
吸いはじめは痛くて当たり前!と思っている方が多いんですね。

深くくわえられたら痛くないです。

ラッチオンが浅い原因

この浅吸いが、母乳育児の慣れていない初産婦さんに多いかというと…
実はそうでもないんですね~。
経産婦さんは上のお子さんの授乳で乳首が伸びている分、
意識して乳輪(乳首の色の変わっているところ)まで深くわえてもらわないと
浅くても吸えちゃうから、深吸いできていないことに気づかない!

そして思ったより母乳の分泌が増えず、
なんでかな~なんでかな~といって
思い切り深吸いできるようにお手伝いし、
おっぱいに深吸いの刺激を伝えると
じわ…じわじわ…とおっぱいが湧き出すことがあります。

授乳の時の抱っこも、その人のクセがあったり、
1歳2歳の上のお子さんを授乳していた時の抱っこの記憶が
色濃く残っていると思いますので、
新生児にもその感覚で授乳すると
浅吸いになる可能性大!なんです。

上手にラッチオンするためには

首のすわっていないあかちゃんですから、
くわえるときはしっかりとあかちゃんの首の後ろを持ってあげて、
乳首の先っちょであかちゃんのお口をツンツンと刺激してあげます。
これであかちゃんは反射的に口を大きく開けてくれます。

あかちゃんの舌がしっかり見えたら
舌の上に乳首をのせるイメージでおっぱいを赤ちゃんへ近づけると同時に
あかちゃんの頭を支えているお母さんの手もおっぱいへぐっと近づけます。
乳輪のほとんどがあかちゃんの口の中へ入り、
見えなくなっているのが理想です。

このときあかちゃんのくちは上下に大きく開き、
あひるさんのお口のように開いていて、
あかちゃんのあごはおっぱいへ触れています。

チュッチュッチュ…と音がしていたり、
乳首に強い痛みがあるときはくわえ方が浅いので
一度外してくわえなおしましょう。

深くくわえるには少し練習が必要です。
あかちゃんもおかあさんも、
みんなはじめは素人ですから、
お近くの助産師に「なんかちょっと痛いんだけど、これ深く吸えてる?」と
少し見てもらうのもアリですね^^

乳首の痛みは母乳をあげることが怖くなるぐらい
おかあさんにとってはつらいもの。
少しでもこの痛みから解放され、母乳育児が楽しくなりますように^^

助産院ではこういった授乳相談のお電話を
いつでもお受けいたしております。
特に乳腺炎の増えるクリスマスからお正月にかけて、
お困りごとがありましたら、お気軽にご相談くださいね☆

今日も読んでいただきありがとうございます。

あん助産院    東 沙織

枚方市、寝屋川市、交野市、八幡市、京田辺市、高槻市など
お産の予約も承っております。
その他、授乳相談、育児相談、産後入院など
お気軽にご相談くださいね^^

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