助産院へのご相談 「出産後、赤ちゃんが泣き止まないとき」

みなさんこんにちは。

院長のあずまです。

今日の枚方市は、洗濯物がよく乾きそうなお天気なので、

朝から布団のシーツをせっせと干しました。

3人の子供のお母さんをしながら、助産院をきりもりしています。

今日は先日助産院へご相談をいただいたお母さんのお困りごとを

同じ境遇のお母さん方と共有できたらと思い、パソコンを開きました。

出産後16日目のお母さんと赤ちゃん。

相談内容は、「とにかく赤ちゃんが寝ない。もう気が狂いそう。。」ということでした。

授乳の状況や赤ちゃんの体重の増え方を見せて頂くと、

順調に体重増加が見られ、授乳も上手にされています。

今回は家庭訪問をさせていただいたので、赤ちゃんの寝るベッドを見せて頂きました。

よくあるベビーベッドにバスタオルが敷いてあります。

とにかくベビーベッドに寝かせるとすぐに起きるとのことでした。

そうだねそうだね、起きちゃうよね。

赤ちゃんは10ヶ月間、お母さんのお腹の中でまぁるくまぁるくなって

過ごしています。

手や足を伸ばせば、子宮の壁や胎盤にふれ、周りにはたっぷりの温かい「羊水」という

液体で満たされています。

そこは何ものにも変えがたい安心空間。

でもある時、お腹の外の世界へ出る決意をし、

何度も繰り返される陣痛を乗り越えて、

命懸けで生まれてきます。

赤ちゃんにとって、産まれることの衝撃というのはそれはそれは大きく、

頭の骨を重なり合わせて少しでもお母さんの体に負担がないように頭を小さくしたり、

おへそからの呼吸を一瞬で水浸しの肺を使った呼吸に切り替えたり、

それなりのストレスを受けて生まれてきます。

赤ちゃんの気持ちになってみるとそんな時どうして欲しいかな。。

優しく暖かく子宮のなかにいた時みたいに包まれたい。。

赤ちゃんは大人と違って背骨のカーブがまぁるくCカーブになっています。

抱っこをするときや、寝かせるとき、

そのCカーブをなるべく保ちながらお世話をするととても落ち着きます。

そのまぁるい姿勢に役立つのが、おひな巻きというおくるみの巻きかたです。

下のお写真は助産院でお母さんがお食事中にお預かりをしているときの一枚。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

この日の訪問の赤ちゃんも、おひなまきをして頭元を少し高くして

背中のカーブを保ちながら寝かせてあげると、

「初めてこんなに寝ました」とお母さんが驚かれるほど

私が帰るまでずっとスヤスヤ。。

これだけが泣いている原因ではないですが、

赤ちゃんの姿勢はとても大切。

姿勢を整えてあげるだけでいつもよりたくさん眠れることもありますよ。

2ヶ月ぐらいまでの赤ちゃんの「背中スイッチ」にお悩みの方は

一度試してみてください。

楽しい赤ちゃんとの暮らしを応援しています。

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